日本農業技術検定試験 合格者体験記 平成27年度

『一致は力なり』のクラス目標の下「40人全員で合格」を合い言葉に挑みました

大分県立三重総合等学校 教諭 吉松泰介

大分県立三重総合高等学校は、地域の4校が発展的に統合し平成18年4月に開講した学校です。農業科に位置づけられている生物環境科の1年生40人が3級を受験し、40人全員が合格、平均点84.3点という結果をもたらせてくれました。

「日頃の授業の取り組みが検定結果につながる」という信念から、日々の授業展開にこだわり指導してきました。放課後の補習、毎日・当日課題等に本格的に取り組み始めたのは検定の1ヶ月前でしたが、授業に集中して臨み理解していたため、この時点でほとんどの生徒が合格する力を持っていました。1人1人が集団の成員としての自覚と責任感を持ち、目標達成に向け取り組み、その目標を成し遂げた。このことに自信を持ち、さらなる向上心を持って可能性を追求して欲しいと願います。

職員の営農指導資質の向上には「日本農業技術検定2級」資格は有効

JAグリーン近江 人事課 吉原 克典

滋賀県のJAグリーン近江(正組合員8,750人 平成28年1月末日現在)では今年初めて日本農業技術検定を団体受験した。全体朝礼での理事長による紹介がきっかけだった。受験者数は総勢160人で農協全正職員451人の約3割強にも上る。試験結果は、2級には92人が挑戦し合格率は32%、3級には68人が挑戦し合格率は94%であった。

JAグリーン近江には本店のほか15の支店があるが、人事課が事務局となり営農事業部のTAC職員を中心に、支店の営農経済担当者や他の事業部の職員等、支店・事業部を問わず多くの者が受験した。

2級受験者の感想として「日本農業技術検定のことは受験するまで知らなかったが、農業の実地に役立つ問題が多く、職員の資質向上には有効な試験ではないだろうか」、「最近は農業経験のない職員も多いし、営農事業部以外の職員にも必要な知識だ」という声も聞かれた。

2年前には大規模ファ-マーズマーケット(きてか~な)がオープンし、600人ほどの出荷者から多品種の野菜・花卉・加工品が出荷されるようになった。また、管内では滋賀県特産の近江牛も飼養されており、職員の営農指導力強化がより一層求められている。

毎日の積み重ねが合格につながりました

静岡県立田方農業高校 食品科学科 食品加工コース 岩崎 朱子 

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